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米KOTAKU「必見の2017冬アニメ4選」より 『ACCA13区監察課』がかなりよかった

ちょっと前に来ていたこのエントリ。今季も50近い新作が開始となるなか、不作を嘆きながらも、

『クズの本懐』(Scum’s Wish)

『リトルウイッチアカデミア』(Little Witch Academia)

『Chaos;Child』

『ACCA13区監察課』

の4作品を、この冬の必見アニメタイトルとしてリストアップしていた。

 

コメントをざっと見た感じだと賛否両論かな? 今季はダメ作品が多いと感じているユーザも多いようだ。

 

 

このうち、『Chaos;Child』と『ACCA13区監察課』はタイトルだけで敬遠してまったく視聴していなかったので、まずは『ACCA13区監察課』第一話を視聴したところ、かなり面白そうなアニメであることがわかった。続けて2話と3話も観てしまった。良作を危うく逃すところだった。ありがとうKOTAKU。

 

『ACCA13区監察課』はいい

とくに第一話は30分アニメ(実質23分程度)とは思えない内容の濃さで、ちょっと感心してしまった。主人公の人となりと彼を取り巻く物語世界を説明する回でもあったが、各エピソードを使ってうまいこと説明的になることを回避しており、次回以降の展開に期待を抱かせるに十分な内容だった。第一話のエンディングが始まったときは、あれ?いま第二話だっけと錯覚したくらいだ。こういう意味で内容の濃さを感じたアニメは、個人的には『SHIROBAKO』以来だった気がする。

 

しかしながら、監察課をめぐる政治ドラマ、謎めいた主人公をめぐるサスペンス、あるいはほっこり系スライス・オブ・ライフ系ドラマと、いくつかの方向性を感じた第一話であったので、その後のストーリーの転び具合によっては興味を失う可能性もあった。Kotakuエントリにも「ときどき退屈」という指摘もあったので、第二話以降はちょっと心配だったけれど、結果的には杞憂だった。

ここまで観た限りではわりと硬派っぽい政治ドラマで、これは大人が楽しめるアニメであった。おすすめである。

 

 

『ACCA13区監察課』はオノ・ナツメ原作マンガのアニメ化らしい。ぼくはマンガのオノ・ナツメはあの独特の小洒落たイラストのような世界観が苦手で、じつはほとんど読んだことがない。読まず嫌いである。

今回どのくらいアニメが原作に忠実かはわからないが、アニメのキャラクターデザインはかなり気に入った。ああいう三白眼というか、まぶたが眼球を半分覆い隠している顔というのは、いかにもバタ臭いイラスト風であるけれど、萌え巨眼が跋扈するアニメのなかでこのキャラデザは新鮮であった。

 

『クズの本懐』と『リトルウイッチアカデミア』 

『クズの本懐』と『リトルウイッチアカデミア』は視聴していた。

www.kuzunohonkai.com

前者は原作が人気なのは知っていた。タイトルがカッコつけているなあと思っていて若干斜に構えて見始めたが、第3話まで、回を重ねるごとに面白くなってきているという印象がある。基本的には屈折した青春ラブストーリーというこのアニメ作品で、とくに特徴的なのは何と言っても性描写だろう。

キス以外の直接的な描写は描かれていないとはいえ、子どもだって観ようと思えば観られてしまう地上波アニメとしてはどう見ても挑戦的で、今後あの描写がどこまでいくのかも興味津津である。

 

余談であるがこの作品がこの路線でヒットすると、もっと過激に性行為を描く一般アニメ作品が増えるんじゃないだろうか。Kindleで無料だった『ドメスティックな彼女』1巻を読んでそう思った。袋とじで話題になってたやつ。この路線でアニメ化したら人気になりそうな原作である。

ドメスティックな彼女(1) (週刊少年マガジンコミックス)

ドメスティックな彼女(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 

ヒロインの声は花澤さんに似すぎじゃないか? 第一話のEDを見るまで花澤さんだと思った。

 

tv.littlewitchacademia.jp

『リトルウイッチアカデミア』はこれまでのシリーズの評判はなんとなしに知っているが、今回が初見。ストーリーやアートワークもハイクオリティで、明らかにその他大勢の量産型アニメとは一線を画している。Kotakuのエントリ中でも"top-notch"(一流)と表現されている。

監督いわく。ルックは大人向け深夜アニメらしいけど、そういわれれば子どもが観たって楽しんでもらえそうな内容である。

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その他の2017年冬アニメ

Kotakuでの言及はないけれど、ざっと気になったところをいくつか。

 

セイレン

www.tbs.co.jp

おれにとっては「ああ、あの柳田國男と折口信夫がアツく語ってたアレか」という作品。ちなみに「柳田國男 折口信夫」でググるとちゃんと「アマガミ」がサジェストされて安心した。とりあえず第4話の脚本のヒドさ以外にとくにコメントはない。なんというかこのシリーズはもっと大事にしたほうがよいと思う。

 

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http://www.tbs.co.jp/anime/seiren/special/special_radio01.html

佐倉綾音と沼倉さんのふたりがラジオを担当。のっけから佐倉さんがキャラクター造形やアニメの内容に対して批判的ともとれるような発言をしていて、ヒヤヒヤしてしまった。その点ぬーさんは大人らしく落ち着いていてよい。ぬーさんがますますいい女になっていく気がする今日このごろである。

 

亜人ちゃんは語りたい

demichan.com

売れてるマンガということでタイトルはよく目にしていた。第1-2話をざっと観た感じ、たぶんアニメ化は悪くない出来だと思うけど、いかんせん話しの面白みがよくわからない。

 

デュラハンだという娘がなぜ首を首にくくりつけて生活しないのかすごくモヤモヤする。頭を抱きしめられたいという設定もイライラ。亜人と書いてデミと読ませるのもイライラする(更年期)。3話目以降は観ていない。

 

幼女戦記

youjo-senki.jp

人気ラノベのアニメ化。インターネットの空気的にアニメファンの今季の期待度が一番高いのがこの作品なんだろうか。主役が悠木碧ということでがんばったが、第1話途中で脱落。キャラデザが決定的に受けれ入れられなかった。

主人公の幼女もえらい顔面だが、もうひとりの少女もちょっと見過ごせない顔面をしていた。顔面が化け物。

 

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ちょうどこれを観たあとに『リトルウィッチアカデミア』を観たから、もしかしてああいう顔にしたくてこういう目の配置や顔にしたのかなと思った。

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アニメを観るといつも女性の巨眼キャラデザについて考えてしまうが、つまるところ違和感を感じるかどうかは、全体のアートワークとのバランスだよなあと思う。

 

昭和元禄落語心中 助六再び篇

rakugo-shinju-anime.jp

安定しておもしろい。第4話の小夏さんにはちょっと泣けた。小林ゆうはほんとにいいな。原作を読んでいないので毎回続きが楽しみ。

前シーズンに続いての椎名林檎作曲のオープニング曲は、なんか作家の自意識が強すぎて聴いていてつらい。

 

政宗くんのリベンジ

masamune-tv.com

ラノベ原作の量産型アニメ。とっくに脱落した。大橋さんこと、へごちんがヒロインの声をあてている以外に注目すべきところがない。

そういえば早見さんがショタ役というあざとい配役もあったな。それは悪くなかったと思う。

 

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http://www.onsen.ag/program/tonsoku/

へごちんと水瀬いのりのふたりがラジオを担当。若干ぎこちないと思う。作家のわざとらしい笑い声に鳥肌がたった。お願いだからフォローで作家の笑い声を入れるのを止めてほしい。

 

この素晴らしい世界に祝福を!2

konosuba.com

人気ラノベのアニメ化続編。インターネットの空気的にアニメファンの今季の期待度が一番高いのがこの作品なんだろうか。外人も大好き。

 

以上