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ダイスン

Arsenalとその他もろもろ

チャイナが本当に獲得すべきはアーセン・ヴェンゲルなんじゃないのか

フットボール

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今朝読んだこの記事によると、中国国内でも爆買いへの批判を隠さない良識派がいるという。

 

www.footballchannel.jp

 

昨今ビジネス的な側面ばかりがクロースアップされがちだが、中国サッカーが本来目指すべき目標はもちろん、自国人民フットボーラーのレベル底上げである。どんな人気選手がこようが、同胞の中国人選手が活躍する以上に国内のファンに渇望されていることはない。なにしろワールドカップ出場すらあやういというレベルなのだから。

 

そのために将来的には、移籍金や選手年俸の上限設定、また人民選手健全育成のために外国人選手出場枠の削減というのが大きな流れとなり、現状の人気選手高額買取ブームは落ち着くに違いない。

 

金額のレベルでは及ばないとはいえ似たような状況にあった初期Jリーグでも、買ってきたスター選手がリーグの発展や選手の育成に一役買ったという事実はある。

しかし、競技レベルの底上げや育成という意味でもっとも直接的なインパクトがあるのは、インターナショナルレベルを熟知する優秀な監督の招聘だろう。

 

現在中国クラブチームで指揮を執る監督

現在チャイナリーグにいるおもな外国人監督は、

  • ルイス・フェリペ・スコラーリ(フェリポン)
  • アルベルト・ザッケローニ
  • マヌエル・ペレグリーニ
  • スヴェン・ゴラン・エリクソン
  • ドラガン・ストイコビッチ

らがいる。

 

今日(昨日)突然に引退を表明したルイス・ファンハールが、引退前に受けたという中国からの「魅力的なオファー」を明かしていたように、選手だけではなく監督も爆買いの対象である。

 

www.bbc.com

 

中国クラブが監督を選ぶポイントとしているのは、

  • 知名度(おもにビジネス観点から)
  • ワールドワイドでの実績や名声
  • アジアでの経験
  • 育成への理解

といったところではないだろうか。とくにアジアでの経験や実績が重要視されるのは、ザッケローニやストイコビッチ(やフェリポン)といった日本にも縁の深い人物がすでに複数いることからも明らかである。

ただ、これらのポイントをすべて兼ね備えていて獲得が現実的な監督というと、なかなかいない。おや? でも、そろそろ引退するような年齢でこのすべてを満たす監督がどっかにいたような……

 

誰あろう、アーセン・ヴェンゲルその人である。

 

チャイナクラブがAWの獲得に全力を注ぐべき理由

知名度は抜群

あのArsenalを率いる漢である。全世界に100億人のサポーターがいるといわれる英国の由緒あるクラブ、アーセナルFCを全権で率いる知将。それがAW。もちろん中国国内での知名度も抜群である。(twitterの利用が禁止されている中国でフォロワー数を調べてもアレであるが、一応アーセナルはマンテッドに次ぐフォロワー数2位らしい)

 

監督としての実績は抜群

ほとんどArsenalでの実績しかないが、ほとんど10年以上前の実績であるが、それで十分である。就任以来20年もの年月、どんな強豪でもそれなりに成績の起伏があるなかでリーグ4位以外を逃していないということ、ライバルチームより下位で終わったことはないということは、実績以外の何ものでもない。

またEPL全体を興行としてみるなら、メディアや観客を前にしてのサー・アレックスやモウリーニョといった個性的なライバル監督たちとの丁々発止のバトルというショーマンシップも実績に加えたい。FA的にもAWさまさまである。

選手にコーラとピザとハンバーガーを禁止した実績や、ついでに「49戦無敗」も入れておこうか。そういや無敗優勝もしてたな。

www.arsenal.com

 

アジアでの実績は抜群

ヴェンゲル監督が、日本で名古屋グランパスエイトで指揮を執っていたことはもはや夢のようである。若い人は知らないだろうが、AWは日本の名古屋にいたのである。もちろん名古屋を一流チームにしたのは、AWの功績である。中西哲生氏がいうのだから間違いない。

その「教授」然とした風貌でチームを指揮するさまに、当時の名古屋だけでなく、Jリーグ全体が少なからぬ感銘を受けたのである(適当)。

 

ベンゲル・ノート

ベンゲル・ノート

 

 

極東や中国という異文化に戸惑いを隠せない外国人監督たちがいるなかで、アジアでの経験と成功。理解。これ以上に中国クラブの金満出資者たちを安心させる材料はないのである。 

 

育成への熱意はもうハンパない

これはもう本当に。ヴェンゲル監督といえば、ショタヤングプレイヤーにとにかくチャンスを与える監督であることが知られている。それはユースプレイヤーたち自身にも周知の事実であるので、若い選手たちがAWの薫陶を乞うてこぞってArsenalの門をたたくというのが英国での定説である。育成に関してはバルセロナ地方のラ・マシアかアーセナル・アカデミーかというくらいに定評がある(適当)。

 

 

中国クラブがアーセン・ヴェンゲル老師を招聘するということは、これらのすべてを手に入れることを意味するのだ。考えただけでよだれがでてしまうような物件だろう。どれだけ金を積んでも惜しくない。

いまだ発展途上の中国クラブにとって、ビジネス的にもスポーツ的にもこれほど理にかなった人材はいない。

 

問題は本人に中国へ行くつもりがあるかどうかであるが、「フットボール中毒」を自認しているAWである。もちろんまだアーセナルでやり残したことがあるだろうし、目先の金だけが目当てならPSGやレアル・マドリーを選ぶだろう。

 

ただ、この先にモチベーションが衰え引退同然の年齢になったときには老師らしく、発展途上の国へ赴くというはまったく考えられないことではない気がする。

 

なにせ、あの時代の日本へやってきたという前例があるのだから。