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ダイスン

Arsenalとその他もろもろ

フットボール業界の英語と米語

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これ面白かったなあ。ふだん英系メディアをチェックしているけどこんなことが話題になっているなんて知らなかった。

 

jp.wsj.com

 

英国人が「soccer」のようなアメリカ流の呼び方を蔑んでいるような場面は何度か見かけたことがあるように思う。「サッカー(苦笑)」みたいな。PK(ピーケー)もダメだったんだな。

 

日本は戦後からほとんどアメリカの植民地みたいなものだから、日本で使われることばもやっぱり英語ではなく米語から輸入していることが多いのだろう。

 

0点で抑えたら、「クリーンシート」なんてわざわざいわず「シャットアウト」というほうが自然だろうし、試合日程は「フィクスチャー」よりは圧倒的に「スケジュール」のほうがわかりやすい。試合のことは「マッチ」よりも「ゲーム」のほうがしっくりきてしまう。「ピッチ」ではなく「フィールド」。野球みてえだな。

 

 

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このなかで気になったのは、プレミアリーグの「プレミア」のアクセント。PREM-yairと前方にアクセントがくるのが英語で、Pre-MEERと後方にアクセントがくるのが米語らしい。ぶっちゃけそういわれて頭のなかで発音してみるがよくわからないな。

 

たしかわれらが学生時代には、-EERが語尾にくる単語は無条件に-EERにアクセントを置くべしと習ったはずだ。パイオニーアとかエンジニーアとか。それも米語のルールだったんだろうか。

 

それでも、彼はいくつかのささいなことをうまく処理して乗り切っている。Tottenham(米語ではトッテンハム)の発音は正確に「トットナム」に直したし、teamの代名詞は米国式の単数代名詞(itなど)ではなく、複数代名詞(theyなど)を使うようにした。彼はまた、そもそも引き分けが嫌悪される米国のスポーツ界では直接該当する用語がない言い回しを使っている。例えば「result(結果)」という言葉がそれだ。ブラッドリー氏は記者会見でこの言葉を30回以上使っている。イングランドのサッカーでは、勝つと勝ち点が3、引き分けだと1もらえる。そこで「result」は負け以外のもの(つまり、勝利ないし引き分け)を意味することが多い。

 

teamを単数か複数名詞で扱うかというのは、じつはちょっと気になっていた。Arsenal love ChristmasかArsenal loves Christmasか。英国系メディアでも、両方使われるときがあるなあと思っていたのだけど、基本的に英国ではチームは複数名詞なんだな。

 

resultのくだりも興味深い。resultは英単語として理解すると単に「結果」になるけど、引き分けが嫌われる米国ではそもそも試合結果についてresultは使われないし、英国では負けに限ってはresultという単語は使われないということか。(ん?この理解で合っている?)

 

ブコメではイギリス人めんどくさみたいな意見が多く、ぼくもまあそういう民族だよねと思う。エスニック・ジョークでも皮肉と諧謔(とメシマズ)が英国人のアイデンティティみたいなところあるし、アメリカという国に対して含む感情もあるという。こういったことばに対するこだわりもそうした複雑な心情のあらわれなんだろうと。

 

今季英国で発せられた最も米国的な言い回しは、ブラッドリー氏の口から出た言葉でなかった可能性がある。それはマンチェスター・シティのスペイン人監督、ジョゼップ・グアルディオラ氏から発せられた言葉で、ニューヨークで1年間暮らしたことがある同監督は18日、ヤヤ・トゥーレ選手のパフォーマンスを高く評価してこう叫んだ。「He was awesome(彼はすごかった)」。そこには、米国の影響が大きくにじみ出ていた。

 

この記事の結びにあるこのエピソードについて。「He was awesome」って表現は米国っぽかったのか。口語っぽいキャッチを多用するMetroなんかのゴシップ系メディアではawesomeはたまに見かける気がするのだけど、わざとそういう表現として使っているのか。SNSの崩れた若ものことばみたいな。英語ではなんていうほうが自然なんだろう。superbとか?

選手を褒めるときによく見るclassなんかは、逆に英国っぽいのかな。

 

 

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