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あらびき考

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コーヒー豆は細かく挽いたほうが、コーヒーが濃く抽出される。

 

「粗挽き珈琲」などという宣伝文句の商品があったような気がするが、今思えば、粗挽きの豆で抽出されるのは(語感に反して)マイルドで味の薄いいわゆるアメリカン寄りなコーヒーのことであるという理解は消費者にはあったんだろうか。

ビジュアルのイメージなんかでは、芳醇で強い味と香りといったアンチマイルドを想起させるような、焙煎の炎や照った豆といったもっと男っぽい荒々しさを押し出していたにも関わらず。

 

もっともエスプレッソのような濃くて苦味の多いものよりも、酸味や軽さを楽しむといった浅い煎りの豆を好む人もいるように、コーヒーの好みは千差万別であるから、味の薄い缶コーヒーが好まれたところで問題はない。今朝台所で細挽きのコーヒーにお湯を垂らしていたときに、単純に缶コーヒーの「あらびき」というセールストークを勝手に誤解している消費者がいないとは限らないなと思ったのである。

 

そういえばしばらく缶コーヒーを飲んでない。数年は飲んでない。缶コーヒーは外で飲むものであるから、引きこもっていればいるだけ飲む機会はなくなるということか。缶コーヒーはいかにも肉体労働者やトラック運転手や外回りの営業マンのものという感じがする。

 

ウインナーなどの加工肉でも「荒挽き」といったタイプの商品があって、こちらは「あらびき」のイメージそのままに野卑でワイルドな食感が楽しめる、加工しすぎていない素材そのままという感じがする。こちらが本来の「あらびき」という語感が示すアウトプットに近いのではないだろうか。

 

コーヒーがゲシュタルト崩壊を起こしてきた。よく見るとまぬけなカタカナである。

 

 

「あらびき」でググるとあらびき団というのが出てくる。

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テレビ番組らしい。どういう意味なんだろう。