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『この世界の片隅に』ヒット記念 ブックオフで100円で売っていると腹立たしくなるマンガ選

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アニメ映画『この世界の片隅に』が話題だ。ぼくはまだ映画を観ていないが、『この世界の片隅に』はもちろんこうの史代のマンガは好きで何冊も持っている。まあはっきりいって地味なマンガではあるけど、滋味はあるというか(うまいこといった)。もし映画観ようか迷っている人がいたら、原作を先に読んでみるのもいいかもと思う。ストーリーを知ってしまったからおもしろみが半減するような作品でもないだろうし。 

この世界の片隅に : 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に : 上 (アクションコミックス)

 

 

 

マンガ『この世界の片隅に』中古価格が高騰する

ところで『この世界の片隅に』にってあんな名作なのに、ふつうにブックオフとかで100円で売ってたりするよなあとよく思っていた。この話題になっているときでもまだ100円で売ってるのかなとちょっと気になって、まずAmazonで中古価格を調べてみた。

 

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ちなみに現在価格(11/22)は『この世界の片隅に : 上 』中古が892円よりとなっている。新品が700円で買えるんだけど、一時的に品切れを起こしていて中古価格がそれを上回るという現象が起きているようだ。

 

上の価格推移のグラフを見るとわかるとおり、中古価格は劇場公開のおよそ一ヶ月くらい前から上がりだしている。値が上るまえはだいたい250円くらいが下限だ。たぶん中古価格が上がりだしたのは、能年玲奈がインタビューに応えたりといったプロモーションの時期と重なっているんじゃないだろうか。

 

さらにブックオフオンラインではこんな感じだ。

この世界の片隅にの検索結果:ブックオフオンライン

 

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こちらも中古価格が定価に限りなく近づいている。そしてどれも在庫切れ。

 

ブックオフで100円で買える(ときがある)名作マンガ

ここから本題。内容が評価されて実勢価格がそれに合わせたものになっていくのは、いろんな意味でいいことだ思うが、そうでない場合も多い。ブックオフなどの中古書店ではいまも素晴らしいマンガたちがバナナのように叩き売られている。

それが100円棚にあれば、自分が持っているマンガで愛着があればなおさら、ちょっといやな気分がするものではないか。

ましてや誰が読んでも名作であることが明らかな作品が100円棚に置かれていると怒りを通り越して悲しくなる。そして自分で持っていても布教用に買ってしまったりもする。みんなもやるだろ?

 

今回はそんなブックオフで叩き売られるべきではない名作マンガを自分勝手にリストしてみたいと思う。

※もちろんいつもあるとは限らない。

 

『アンダーカレント』
アンダーカレント  アフタヌーンKCDX

アンダーカレント アフタヌーンKCDX

 

 

ブックオフの100円棚の前で「待て待て待てーい」とひとりごちている中年がいたら、それはわたしだ。

この豊田徹也の名作マンガ『アンダーカレント』をディスカウント棚に放り込む気持ちがまず理解できない。そんなに邪魔なのか。この鬼のような名作が。

10年以上前の作品だということを割り引いてもどうかしている。そういや『珈琲時間』も『ゴーグル』も見かけたことあったな。豊田徹也を100円で売るなんてもはや鬼畜の所業である。

100円棚での見つけやすさ★★★☆☆

 

 『リトル・フォレスト』
リトル・フォレスト(1) (ワイドKC アフタヌーン)

リトル・フォレスト(1) (ワイドKC アフタヌーン)

 

 

映画化もされた、五十嵐大介を代表するこの人気マンガが100円ですか。108円ですか。ありえん。いや、映画化されたということはそれなりに弾数も多いんだろう。しかし、『リトル・フォレスト』のような日本のマンガ史に燦然と輝く宝石のようなマンガがタダ同然で叩き売られている現実をどう受け止めたらいいのか。ほんとうにわからない。

あ、橋本愛主演の映画は時間返せっていいたくなるから観なくて大丈夫。ROBOTってもっとまともな制作会社じゃなかったっけ……という作品。

100円棚での見つけやすさ★★☆☆☆

 

 

『25時のバカンス』
25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)

25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)

 

 

うそ……だろ? 『宝石の国』の最初のほうの巻や『虫と歌』はまあ100歩譲ってアリとしよう。『25時のバカンス』を100円棚に突っ込んではダメでしょう。

姉と弟の恋を描いた表題作は市川春子ファンにとってまさにマスターピース。氏に対するほとんど冒涜である。

100円棚での見つけやすさ★☆☆☆☆

 

 

『おもいでエマノン』 
おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)

おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)

 

 

これが缶コーヒー1本より安く手に入るって日本はどうかしている。いや、資本主義を糾弾するべきなのか。

マンガ版でもエマノン・シリーズはいくつか存在するが、『おもいでエマノン』こそが全マンガファンに聞いた「あたまのなかをリセットして初見で読み直したいマンガ」ベスト5には入るだろう傑作。

100円棚での見つけやすさ★★☆☆☆

 

 

『Unde the Rose(アンダー・ザ・ローズ)』
Under the Rose (1) 冬の物語    バースコミックスデラックス

Under the Rose (1) 冬の物語 バースコミックスデラックス

 

 

メイドものマンガの定番&名作。そっちの趣味はないぼくにもこれが名作だということはわかる。

このリストのなかでは割りと100円棚で見つけやすいのが悲しい。もし全9巻が100円棚に入っているようなことがあれば、迷わず救出してあげてほしい。

100円棚での見つけやすさ★★★★☆

 

 

 

『GIRL FRIENDS』
GIRL FRIENDS : 1 (アクションコミックス)

GIRL FRIENDS : 1 (アクションコミックス)

 

 

『GIRL FRIENDS』を読んだことがないあなたは不幸である。

百合マンガを代表する森永みるく先生の名作も100円棚で見つけられるときがある。なんてこった。ああ、「ハナヒナ」の3巻が待ち遠しい。

100円棚での見つけやすさ★★☆☆☆

 

 

 

『ネムルバカ』
ネムルバカ (リュウコミックス)

ネムルバカ (リュウコミックス)

 

 

『それでも町は廻っている』『外天楼』など代表作は抑えているが、個人的には石黒正数はあんまり評価していない。が、これだけは別。沙村広明『おひっこし』に匹敵する大学生青春モノ。

100円棚での見つけやすさ★★☆☆☆

 

 

キリがない。

 

 

波よ聞いてくれ(3) (アフタヌーンコミックス)

波よ聞いてくれ(3) (アフタヌーンコミックス)