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ダイスン

Arsenalとその他もろもろ

アニメ『新世界より』のサウンドトラックがほしい

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AbemaTVをよく見ている。あれはすごいな。スマホアプリだけだと思い込んでいて、PCでふつうにHD画質で観られてしまったのでそれもびっくり。コメントが画面上に流れるようになったらニコニコ動画は駆逐されるんじゃないだろうか。画面上にコメント流すのはやっちゃいけないのかな。

 

AbemaTVでアニメの『新世界より』が放映されるということでCMが流れていて、あの音楽を聴いたら『新世界より』の不穏な世界観が脳内に一気に蘇ってきてしまった。『新世界より』を観た人ならわかると思うが、あのBGMはちょっとしたトラウマを呼び起こす効果があると思う。

 

www.tv-asahi.co.jp

 

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アニメは巨眼キャラデザインだけが残念

 

「新世界より OST」でググったら、サントラ自体はBDの特典になっていて、単体では買えないことがわかった。もったいないなあ。売っているものかはわからないが、アニメで使われているBGMはYouTubeなどでアップされていたので聴いてしまったけれど。

 

音楽プロデュースは小森茂生さんという方で、「けいおん!」の音楽プロデュースで有名らしい。『新世界より』のメインテーマといえば、タイトルにもなっているドヴォルザークの『新世界より』よりも『陰の伝承歌』であるが、それはサントラ中では唯一、笹口圭さんという方がつくっているようだ

 

『新世界より』メインテーマ『陰の伝承歌』

『新世界より 七』のDisc2の収録曲。

1.陰の伝承歌 第三部(笹口圭)
2.Calm World(小森茂生)
3.Gouma(小森茂生)
4.Place Of Bakenezumi(小森茂生)
5.Tokyo Underground(小森茂生)
6.Anger(小森茂生)
7.Battle Advantage #1(小森茂生)
8.Relief(小森茂生)
9.Peace Of Mind(小森茂生)
10.Memory Of Shun(小森茂生)
11.Goes To The School(小森茂生)
12.Original Sin (Piano Mix)(小森茂生)
13.Battle Advantage #2(小森茂生)
14.Strain Of Fight #2(小森茂生)
15.Game Battle #2(小森茂生)
16.Last Letter(小森茂生)
17.Goodbye To Childhood(小森茂生)
18.Secret #2(小森茂生)
19.Sad Separation(小森茂生)
20.Original Sin (Strings Mix)(小森茂生)
21.Hope For The Future(小森茂生)
22.雪に咲く花 (TV edit)(秋月真理亜(CV:花澤香菜))
23.陰の伝承歌 第一部(笹口圭)
24.陰の伝承歌 第二部(笹口圭)
25.陰の伝承歌 第三部(笹口圭)

 

あきらかにアニメ『新世界より』の世界観を端的に表す曲が、この『陰の伝承歌』という不気味な曲である。第一部から第三部と組曲になっていて、なんとなく和の雰囲気を感じさせる壮大なメロディとパーカッションのオーケストラに、少年少女の合唱と歪んだギターが絡むといった、プログレやいわゆるシンフォニックロックなおもむきの楽曲群である。

和の雰囲気というのは、われわれ日本人だからなんとなくそう感じるのであって、もしかしたら海外の人には単にエキゾチックで荘厳なおどろおどろしいサウンドに聞こえるのかもしれない。

この音楽が、あの現代の価値観とは異質のまさに異世界な『新世界より』の何とも気味の悪い世界観にほんとうにピッタリなんだな。素晴らしいサウンドトラックだと思う。

 

雅楽が怖い

ところで古代からの日本の音楽といえば「雅楽」と呼ばれる音楽になると思うが、それってそもそも西洋音楽の常識に慣れた耳からすると、とってもアバンギャルドで心が穏やかにならないタイプの音楽に聞こえないだろうか。

 


「雅楽を楽しむ」 『雅楽』ってどんな音楽? (1/2)

 

この映像ではいま「癒やしの音楽」として親しまれているなんていっているが、先入観のないニュートラルな状態でほんとに「癒やし」だなんて思うんだろうか。

雅楽みたいなサウンドは、ぼくにはもっと封建的で、選民的で、非民主的で、神の名のもとに簡単に人を殺せてしまうようなそういう原始的で非情な世界の音楽に聞こえてならない。ひとことでいえば聴くと不安になる。

実際、人間一般がなにがしかの権利を与えられるような近代以前から存在する音楽であるし、「癒やし」のような肯定的な感情よりも、そういった不穏さや不気味さを思い起こすことのほうが自然に思えるのである。

 

アニメ『新世界より』で、この雅楽的で不穏なメインテーマと対比的に、ドヴォルザークの『新世界より』が使われているのが印象的である。いうまでもなく、ドヴォルザークの『新世界より』は学校で音楽の時間に学習する西洋クラシック音楽を代表する曲であり、そのやさしいメロディは多くの日本人にとっては郷愁をさそうものであろう。

 

『陰の伝承歌』で不安になったこころを『新世界より』が癒やしてくれる。

 


Dvořák: Symphony No. 9 "From The New World" / Karajan · Vienna Philarmonic

 

 

テレビ朝日のアニメ公式サイトも充実している。これ面白かった。

 


「新世界より」のススメ ~精神科医から見た設定のメタファー~