ダイスン

Arsenalとその他もろもろ

声優ラジオの作家の笑い声はドーピング

声優ラジオが好きでまったく聴かない日というのはあんまりない。寝るときにちょうどいいのもあるし、昼間に単純作業をしているときに、iTunesにぶっこんである古い音源をながら聴きするのも好きだ。

 

息の長い番組だと、回によっていいときも悪いときもあるのがわかってきて、気に入りの声優の声が聴ければ、とくに盛り上がりの薄い回でもそれはそれで好きだったりする。

 

そういったおれの優しい気持ちに水をさすのが放送作家(構成作家)の下品でわざとらしい笑い声である。

 

構成作家の笑い声をわざと入れる演出

「声優ラジオ 笑い声」でググると、自分だけでなく、だいぶ世間を苛立たせていることがわかる。いくらなんでも気になるはずだと思った。

が、一方ではそうとわかっていながら、とくに「ひとりしゃべりの番組」などはそれがないと寂しくなると考える人もいるようだ。つまり必要悪という考え方である。おれは内田真礼や上坂すみれがひとりで淡々としゃべっていても何の寂しさも感じないが。  

 

PENKI(BD付限定盤)(CD+BD+PHOTOBOOK)

PENKI(BD付限定盤)(CD+BD+PHOTOBOOK)

 

 

といっても、おれもそもそも、外野からの楽しい笑い声はそれ自体がノイズだとしても入ってしまってもいいと思っている。なんなら、一般のラジオのトーク番組のように構成作家が聞き手として、タレントと同じレベルの音量でしゃべったり笑ったり相槌を打ったりしても問題ないとさえ思う。(逆にしゃべる作家がすごく叩かれるが、その忌み嫌われ具合はなんなんだ。)

自分が楽しく感じているときに、誰かとその楽しさを笑いで共有できるというのは心地のいいものだ。ラジオのリスナーというのは基本ひとりだろうから、ラジオ視聴時の独特の一体感を得られるという意味でも笑いは重要だということは否定しない。

問題は、そうじゃないときに、そういった楽しい空気を「意図的に」演出しようとしていることがこちらに伝わってしまう場合だ。

 

面白くもないのに、白々しく痛々しい無理矢理な笑い声が聞こえてくるのが不快だ。おれが聴いたことのある狭い範囲でさえ、声優ラジオではこれが多すぎる。

 

はっきりいって声優ラジオなんて、大の大人が声を出して笑ってしまうようなそんなに面白いもんじゃない。企画もハガキもたいがいが詰まらないし本当にくだらない(悪い意味で)。でもたまに不意を突かれてクスリと笑っちゃう。それくらいで十分だ。

笑いが同調圧力になるようなクソみたいな演出に付き合わされるくらいなら、声優ラジオに笑いなんてものは最初からいらないのである。

 

隠す気もない作家のバカ笑いが、場がしらけないようにするための「フォローの笑い声」であると多くのリスナーが気づいているし、そう感じさせてしまった時点でその演出は失敗している。

それがわかっていながら気にならないという人はおそらく、声優ラジオをすでにシットコム(観客を入れて撮影されたアメリカのドラマ。笑い声や歓声が入る『フルハウス』みたいなやつ)の様式美みたいなものとして認識できるのかもしれない。愛なの? そういえば鷲崎健も作家の誰それの笑い声が絶品みたいな話をしていたな。おれはそこまで訓練されていない。

 

世界の料理ショー ~DVD SPECIAL PRICE -BOX~

世界の料理ショー ~DVD SPECIAL PRICE -BOX~

 

 

 

もちろん作家もバカじゃないのでそんなことは重々承知だろう。だが、リスナーもバカではない。リスナーは声優を目当てにその番組を聴いているので、それだけで視聴を止める理由にはならないだろうが、番組中、一部かあるいは大勢のリスナーをはっきり不快にさせているということだけは理解してもらいたいと思っている。

おれ個人は作家のバカ笑いのせいで再生を止めることはしょっちゅうあるし、視聴継続自体をやめた番組もある。『初ラジ』も長い間聴いてきて内容がつまらなくなってきただけなら、たぶん今もリスナーだったろう。作家のせいで番組を聴かなくなるリスナーがいるなんて、タレントにとっては不幸以外のなにものでもないだろうな。

気に入りの番組でこれをやられると本当にストレスがたまる。やめさせるには番組にメールでも送ればいいんだろうか?

 

笑いのドーピング

ググるとわかるが、この話は最近だけではなく、それなりに長い間、古くはテレビのバラエティ番組に対して投げかけられてきた疑問のようだ。番組スタッフの内輪受けのバカ笑いに辟易するといったような市井の人々の意見をネット上で見ることができる。

 

つまり「笑いのブースト効果」とでもいおうか、笑い声をかぶせるというそのテクニックは、その場を賑やかにするし視聴者の感情を上向きにするといった効果があってテレビなどで便利に使われてきたが、それはやりすぎると効果が薄れるし、ときには意図とは逆に場をしらけさせてしまうという両刃の剣なのだ。安易に手に入る特効薬についつい手が伸びてしまうが、長期的にはみずからの身体が蝕まれていくというドーピングなのだ。

 

 

おれは声優ラジオが好きだ。女子たちの何でもないおしゃべりを聴くのが好きだ。ときには男子たちのバカバカしい話を聴くのも。

声優ラジオで作家の笑い声を無理くりかぶせるのはもう業界で禁止にしたほうがいい。業界のためだ。まずは人気コンテンツを多数制作しているシーサイド・コミュニケーションズから始めてくれないものだろうか。

 

 

あどりぶ DJCD vol.2

あどりぶ DJCD vol.2

  • アーティスト: 巽悠衣子,大橋彩香
  • 出版社/メーカー: シーサイド・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2015/08/22
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログを見る