読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ダイスン

Arsenalとその他もろもろ

WhoScored vs. Squawka フットボールのレイティングサイトの採点方法について

フットボール

スポンサードリンク

個人的に気になったので調べてみた。誤訳の可能性はある。赤の印はブログ主による。

まずはWhoScoredから。こういうサイト。

f:id:diesoon:20161012155234p:plain

 

WhoScoredレイティング(採点)の説明

 

「WhoScoredレイティング」は、フットボールの世界でもっとも正確で、もっとも尊重され、もっともよく知られたパフォーマンス指標です。わたしたちのレイティングは、現在、著名なメディア企業、ブックメイカー企業、フットボールクラブに利用されています。

「WhoScoredレイティング」は、独自の包括的な統計アルゴリズムにもとづき、試合中に割り出されます。プレイヤーとチームのレイティングを算出するための生のスタッツは200にも及び、試合における影響力に重きが置かれます。それぞれのイベントは、ピッチ内のどこでそれが行われたか(エリア)と、その結果で起きたこと(アウトカム)のポジティブな影響あるいはネガティブな影響が採点されます。

 

一例: 

  • ドリブルを仕掛ける(イベント)
  • 敵陣内ファイナルサードで(エリア)
  • それが成功した(アウトカム)

 

これはプレイヤーのレイティングにポジティブな影響を及ぼします。レイティングが示しているのは、ただピッチ上で起きたことの連続だといえます。

 

f:id:diesoon:20161012152240p:plain

 

レイティングの採点システムは6.0から始まる10分割で、10.0が最高得点になります。レイティングは試合中に30秒ごとにライブでアップデートされます。わたしたちのデータ供給者であるOptaは、試合終了のホイッスルから5分後に最終的なスタッツを出します。より正確なスタッツを算出するために、このスタッツ(レイティングも)は、試合後のいつでも変更されることがあります。

 

f:id:diesoon:20161012152210p:plain

 

試合後の10分で、マン・オブ・ザ・マッチのプレイヤーにグリーンの星印がつけられます。そして数分後には、Optaはスタッツの正確性を改善するためのレビュープロセスを受け、いくつかスタッツに修正や更新がかけられることがあります。レイティングは、チーム全体のゴール数(得点/失点)、あるいはクリーンシート(無失点)によって増減することがあります。レイティングによるこれらのブーストは、個人の実際のプレイエリア、出場時間に影響され、フルタイムで算出されます。

http://www.whoscored.com/Explanations

 

 

つづいてSquawka。読み方はスクォッカ(「チーム」を意味するSquad・スクォッドにかけていると思われる)? こういうサイト。

 

f:id:diesoon:20161012155312p:plain

 

Squawkaパフォーマンススコアとは?

「Squawkaパフォーマンススコア」とは、フットボールの試合にポジティブな影響力を及ぼす個人の能力を計測したものです。ボールに対してポジティブな影響を及ぼすほど、パフォーマンススコアは高くなります。ネガティブなら低くなります。

「Squawkaパフォーマンススコア」は、高度なアルゴリズムで、記録されたピッチ上におけるボール絡みの各アクション、結果の評価、ピッチのコーディネイト、選手のプレイエリアと先行イベントから算出されます。


<どういうこと?>

シンプルな条件では、このアルゴリズムはピッチ上でのアクションのプロセスと配分で算出されます。「Squawkaパフォーマンススコア」では、単純にこれらのスコアを加点していきます。

「Squawkaパフォーマンススコア」は、大きく3つに分けることができます。「アタック」、「ディフェンス」、「ポゼッション」です。アタックは、シュート、クロス、ドリブルなど攻撃的なイベントが考慮されます。ディフェンスは、タックル、インターセプトといった守備的なアクションを採点します。ポゼッションは、パスやスルーボールなどです。

このアルゴリズムの採点はそれぞれのイベントを単独で採点します。それぞれのボール絡みのアクションはベーススコアがあり、このスコアは実行、結果、選手、エリアの掛け算になります。

 

アクション:28のタイプ
パス、シュート、セーブ、ドリブル、クリア、ファウルタックル、カード、インターセプト、ブロック、キーパス等

 

エクスキューション(実行):942のコンビネーション
左足、右足、頭、そらす、強い、弱い、ボレー、ハーフボレー、ロングボール、スルーボール、セットピース、アシスト、パスの長さ、個人の技術、フリック、前へ、後ろへ等

 

アウトカム(結果):2つの可能性
成功/失敗

 

プレイヤー:4つのタイプ
ゴールキーパー、ディフェンダー、ミッドフィルダー、フォワード

 

ピッチエリア:13

f:id:diesoon:20161012160239p:plain

 

<全体的な結果は、アルゴリズムが5億個のデータポイントを使って算出される>

90分以上の「アベレージ・ゲーム」をもつ選手は、10から20ポイントのスコアになります。これよりマイナスのスコアの選手は「プアー・ゲーム」をしたことを示しているし、50オーバーの選手ともなれば「パフォーミング・ウェル」の選手だといえます。

その他の10点満点のレイティングシステムと違うのは、Squawkaプレイヤー・パフォーマンス・レイティング・システムは、ポジティブであろうがネガティブであろうが、プレイヤーが稼ぐスコアに制限がないことです。それらは、関与、影響、技術においてよければよいほど(悪ければ悪いほど)与えられるものです。


<データはどこから来ているの?>

わたしたちは、プレミアリーグの公式データ供給者であるOptaからデータを得ています。わたしたちは試合中にライブフィードを受け取っています。同時に、これらのフィードをデータに加工します。このデータはまた「パフォーマンス・スコア・アルゴリズム」にかけられ、リアルタイムで「ライブ・マッチ・センター」に送られます。


<「Squawkaパフォーマンススコア」の発展>

「Squawkaパフォーマンススコア」は2011年の夏に開発されました。そしてそれは着実に蓄積したデータ・セットとともに進歩しています。

現在はセカンドバージョンで、2012/13シーズンにヨーロッパの5大リーグの1,826ゲームを分析したのち2013年の夏に開発されました。

 http://www.squawka.com/what-is-the-squawka-player-performance-rating

 

SquawkaにはFAQもあってわかりやすい。

 

(FAQから抜粋)

<Optaデータは試合中にどれくらいの頻度でアップデートされるの?>

Optaはプレイがブレイクしたときにわたしたちにデータを送信します。平均するとだいたい40秒ごとです。そのデータをアルゴリズムにかけて、リアルタイムに皆さんにお届けしています。


<「Squawkaプレイヤー・パフォーマンス・レイティング」って何?>

「Squawkaプレイヤー・パフォーマンス・レイティング」は、ボール絡みのアクションに対するポイントで、包括的な採点システムです。400を超えるプレミアシップの試合を広範囲に分析した後に開発されました。

http://www.squawka.com/frequently-asked-questions

 

以上。

 

とりあえずわかることは、どちらも独自の分析アルゴリズムをもっていて、単にOptaのスタッツデータを再配分しているわけではないということ。実際に自分が直接(テレビ)観戦した印象よりも採点が高かったり低かったりすることは少なくない。

個人的に気になったのは、いわゆるボールのないところの動き「オフ・ザ・ボール」に関する言及がないところ。セットピースであれば潰れ役であったり、あるいは得点者をフリーにする囮になる動きといった、on-the ballでないアクションは採点にまったく影響を与えていないんだろうか。これだけ詳細なデータを分析しながらそれが抜け落ちているならば、ちょっと不思議な気がする。

 

というわけで、これらのスタッツ・プロバイダーから得られる情報は完全な客観データというわけではないので、利用の際には採点の信憑性について盲信しないようにしなければならないだろう。

 

 

www.brotherlygame.com

 

なお、このふたつのサイトと日本ではあまり馴染みの薄い「Castrol Index」(FIFAとMLS御用達のよう)を加えて検証したブログポストを発見した。残念なことは、SB NATIONのなかのサイトでブログ主がアメリカ人らしくMLSのチームがレイティング例に使用されているため、プレミアリーグのファンとしては選手名がまったくわからず、どれくらい印象と差があるのかがわからないことだ。

ざっくり見た感じでは、WhoScoredとSquawkaにはそれなりに近似になっているのに対してCastrol Indexがわりと見当違いな採点をしているようである。

ちゃんと読んでないのでくわしくはブログを訪れてみよう。

 

Opta社でのデータ収集については、YouTubeでいくつか動画を見ることができる。現在でもスタッフの手作業で行われているようで興味深い。

 


How Data is Changing Football with Opta

 

 

これを合わせて読んで下さい。

blog.diesoon.com