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ドラマの『ベイビー・ステップ』はこれから面白くなるのか

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Amazonオリジナルで始まったドラマ版『ベイビー・ステップ』を楽しく観ている。毎週金曜に新エピソードが更新されるということで、第2回を拝見。

Amazonビデオを貼っても相変わらずタイトルが出ない。第一話「step1」

観始めはやっぱりいろいろ違和感があったので期待はせずに見ていたけれど、観ているうちにまあ悪くないかもしれないと思い始めた。

キャスト的にはエーちゃんは結構ハマっていると思う。見た目のふつうの少年ぽい感じがよく合っている。予告編でちょっと心配だったナツも見慣れてくれば悪くないかもしれない。原作やアニメ版のナツのやけにポジティブなパワーはあまり感じられないけれど、笑顔がなかなかかわいい。顔もつやつやしている。主要キャストでちょっと残念に見えたのはタクマ。タクマはもっと威圧感を出してほしいのに、それが出ていない。エーちゃんとナツが同じくらいの背丈で、タクマ役の彼は彼らより頭一個分くらい大きいので身長のバランスは悪くないと思う。なのに、あまり威圧的に感じないのは撮り方の問題かもしれない。とくに初めて登場するシーンくらいは、マンガちっくになるくらいにばっちりあおって身体や態度の大きさを表現してほしかった。原作だと学校でのタクマは見るからにでかくておっかなくて近寄りがたい存在なんだけど、そういう雰囲気がない。校内で恐れられているみたいな不良シーンを入れればよかったのに。そういう意味じゃナツももっと脳天気でバカっぽくてもよかったのかも。そういうキャラの人たちがテニスのことになると眼の色が変わる。そうすれば「テニスの時間」がもっと特別なものになったんじゃないかな。

演出といえば、いかにも賛否両論ありそうなエーちゃんの分身。原作ではエーちゃんのモノローグがかなり多いということで、エーちゃんの分身が現れる演出は絵的に間を持たすための苦肉の策であろうと思われるが、これは成功しているんだろうか。たぶん原作を知らない人はこれがドラマ版だけの演出だということに気付かないだろう。それくらい大胆な改変要素である。たしかにこれによって、絵的に地味にならずに済むかもしれない。しかし悪くはないけれどベストな改変とは思えなくて、それなしでうまいことやれなかったのかなとは思う。

さてこのドラマ化の一番の問題は、実際のテニスのプレイシーンだろう。もちろん、テニスのプレイそのものだけがこの作品の魅力ではないけれど、やはりテニスのプレイ自体やプレイを通してエーちゃんが成長していく姿に魅力があふれている。ここまではまだテニスのプレイはそれほど出てきていなくて、予告によると次回に初めての試合を行うようだから、実際にテニスのプレイをどのように見せるのか非常に興味深いところ。

原作では、エーちゃんは試合中にいろいろ考える。いろいろ試行錯誤しながらどんどん成長していく。彼が考えるたびにまた分身が出てくるんだろうか。いかにテンポを損なわずにエーちゃんの頭のなかを表現していくか。この作品の監督はそのあたりのバランス感覚がすごく問われると思う。

次回も楽しみ。


人気テニス漫画が実写化!主人公は松岡広大 「ベイビーステップ」(Amazonプライム・ビデオ)予告 #Baby step #live-action