ダイスン

Arsenalとその他もろもろ

石塚英彦が怖い

普段テレビを観ないので日常で見かける機会もないのだけど、Amazonビデオ日本オリジナル作品新作発表のなかに、この前ちょっと書いた『ベイビーステップ』なんかと一緒に、タレントの石塚英彦さんが出演するこの番組「酒と肴と石塚英彦(2016年11月 配信開始予定)」が入っていて、

f:id:diesoon:20160612184355j:plain

出演: 石塚英彦

銘酒に誘われた男が一人…旅人・石塚英彦
銘酒の生まれる酒蔵を訪れ、杜氏と語らいながら “酒造りの魅力” に触れる。さらに、一升瓶の銘酒をたずさえ、その土地にある “最高の肴” と “人々との出会い” を探す。
お笑いタレント、俳優、そしてグルメリポーターとして活躍する石塚英彦が、国内外問わず、日本酒を愛する全ての人々にお届けする日本酒紀行番組。

 

テレビでは人気なのかもしれないけど、あえてAmazonが独自コンテンツで起用するというのがちょっと意外に思えてひっかかっていた。その内容なら人気女性声優を起用しろよっていうね。

石塚英彦さんは怖いのか

以前からテレビでこの人を見かけるたびに画面に妙な違和感を感じていて、彼が笑顔であればあるほど違和感が募るというのか、グルメ番組のようなもっとも日常性の高い絵面においても、とても笑って見る気になれない感じ、どちらかといえば恐怖に近いものを感じていた。たぶんホンジャマカ以降、一時期からオーバーオールを着るようになって、明らかに子どもや老人といったテレビ視聴者向けに親しみやすいキャラを作ってきたけど、どうしても作り物の笑顔が張り付いているようにしか見えなくて、見ていて辛いのだ。

f:id:diesoon:20160612184852p:plain

 

みんなそう思ってないのかなあと思ってググッてみたら、わりとそういう見方をされている人だということを知った。(恐らく同一ソースの石塚英彦のやれ性格が悪い、やれタトゥがどうした云々の転載サイトが多数上位にヒットしてくるのが気の毒だった。事務所は削除依頼出したほうがいいのでは)

ああ、まったくおんなじこと考えてる人いるんだなあと。

 

こちらはつい先週の記事で「優しそうに見えて実は怖そうな男性芸能人ランキング」でみごとに一位を獲得していた。「石ちゃん」とかいって親しまれているけど、みんなテレビを観ながらガクブルしてたんだね。安心した。でもテレビですらそんな評価があるのに、ネット配信のAmazonはなんでこの人の起用を決めたんだろう。記載されたあらすじは全部うそでじつはグルメ番組じゃなくて、猟奇殺人が起こるようなドラマだったとか? だったら納得感がある。

笑顔と狂気

そうなのだ。この人は園子温の映画『冷たい熱帯魚』で「でんでん」が演じたような、猟奇殺人犯とかを演じたらハマるはずなのだ。

冷たい熱帯魚

冷たい熱帯魚

 

もちろん、出演にあたっては、これまでのテレビで培ってきたお茶の間の善良なイメージは全部捨てる覚悟でお願いしたい。きっとその迫真の演技で、みんながいつもなんとなくブラウン管(なんといえばいいんだ)の奥から感じていたモヤモヤしているものの正体がついにさらけ出されるわけである。二重にドキドキできるというメタさ。監督には、これまで彼に抱かれてきた一般のイメージとの落差も含めて描いてほしい。ヤクザじゃだめなんだ。もっと誰からも好かれるような善良な人間でないと。普段は虫も殺さないような善良な市民、その裏側に目を背けたくなるような血なまぐさい狂気。理解されることさえ拒絶するような圧倒的な理不尽。そんなキャラクター。笑顔から真顔に変わるのはいつも一瞬だ。

こんな役ができたら、そしてそれをでんでんのように演じきったら、石塚英彦さんはタレントとして一歩先に進むのではないだろうか。もちろんその後もマイナスのイメージが付くことはなく、テレビの石ちゃんも相変わらず人気ものである。*1

でんでんはその後の仕事に影響はあったのかな?

f:id:diesoon:20160612191559j:plain

カメラがパンダウンすると手には血みどろのナタと切断された肉塊。決め台詞は「まいうー」。めちゃくちゃ怖い。

*1:子どもをターゲットにするような役でないといいが。