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コミック版『新世界より』が思ったよりだめじゃなかった件

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GWのせいなのか、Kindleで大量に無料コミックが来ていて、そのなかに『新世界より』1巻が入っていたので読んでみた。 

新世界より(1) (週刊少年マガジンコミックス)

新世界より(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 

もともと貴志祐介の原作ファンで内容はもちろん読んで知っていて、アニメ版も一応なんとか完走した。巨眼キャラデザでもなんとかがんばった。花澤さんはよかった。巨眼てずっと見てると不安になる。

 

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マンガのほうは、Amazonのレビューを見ると原作ファンほど評価が低いみたいで、全体的にわりとさんざんなんだけども、現在最初にきているレビュアーが☆一つで「”新世界より”は世界観の代表としてXXとグロを取り上げるような作品か・・・?」と疑問を呈しているのには少し違和感があって、個人的にはそのふたつはむしろ作品に占めるかなり重要な要素ではないかと思うし、コミカライズとしては世界観の代表でもいんじゃねっていう。

 

そもそも『新世界より』って作品は、どうしようもないほどの閉塞的な空気とか、生臭さとか、暗闇とか、ぼくはなんとも思わないけど同性愛の直接的なシーンのおぞましさとか? ねずみとか昆虫とか、そういった土着的というのか根源的というのか、本能的な気持ち悪さの積み重ねてストーリーが進んでいくから(後半はとくに畳み掛けるように)、そのなかに当然XXもグロも入っているし、コミカライズでアレンジしようと思ったときに、そこにフォーカスしようという編集的な意図があってもまったくおかしくないんじゃないかな。たぶん、うまくやればこの路線でも面白いコミカライズ作品になった可能性はあると思う。

まあ確かに、この人やほかの人たちのいうようにいろんな意味でマンガとして稚拙だったり、雰囲気的に、原作のシリアスな世界観との乖離があるのは否めないけれど、読んでみた感想としては、いうほどじゃなかったかなと思った。絵があんまりうまくないので絵自体については文句を言わないとして、個人的にはこのノリならば、グロはともかくXXの部分をもっとがんばれと言いたくなった。もっとXを使えと言いたい。2巻以降もっとXを使うのかもしれないが。

 

しかしこうなってしまったのは、やっぱり編集者が原因なんだろうね。たぶん原作も読んでないんだろう。

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なにをやっても原作より面白くなるわけはないから、そこはかわいそうだけど。そういや映画化したらどうなるんだろうか。SFホラー大作の邦画。すごい面白そう(内容以外は)。

 

新世界より(上) (講談社文庫)

新世界より(上) (講談社文庫)